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何の脈絡もありませんが、プロとは何か?を考えて見ました。
個人的主観で言わせてもらえれば「技術を商売にする」ってとこでしょうか。
自動車関連で例えれば、板金屋さんなんかは、塗装・凹みなおしのプロですが、その技術を欲す人へ報酬と引き換えに提供する・・・となると、報酬分の仕事は出来なきゃ話にならんつーことですな。
で、車なんてもんはそこにあってくれなきゃ困る実用品ですが、かと言って板金やるとなりゃ否応無しに車が手元から離れなきゃいけないわけですな。
そんな訳だから、お客としてはさっさと終わって戻ってきて欲しいと思うのが自然なわけで、結果として作業にかかる時間は、少なけりゃ少ないほど良い。
しかし板金なんてもんは、鉄相手に悪戦苦闘しながら凹みやら傷やらを元通り・・・いや、その程度ならまだ良いのですが、前から横からグッチャリやられちまった日には、切った貼ったの溶接作業やら研磨作業、それらが終われば、やった箇所が判らないようにもどさにゃなりません。
程度にもよりますが、15kmフロントフェンダーガードレール接触クラスでも、元通りとなると丸一日仕事でしょう。
それが終われば、今度はフェンダーとボディを塗装ですが、ボディのほかの部分と寸分違わないように色を合わせて、下地処理・下塗り・本塗り・・・とやっていって、元のボディ色と同じレベルで再現、それをさらに迅速かつ確実に行わねばなりません。
これも含めても、フェンダー一枚レベルなら、1・2日で終わるでしょう。
逆にそのくらいでやってもらえなきゃ、プロとしての存在価値がない・・・と言われても仕方がないかもしれません。だからこそ生業に出来るのです。
もう2ヶ月近くやっているバンディットのタンクとフェンダーの塗装ですが、プロの手に掛かれば、多めに見積もっても2日くらいでやってしまうのではないでしょうか?
何でそんなに掛かるのか?となると、まず塗装自体がよく晴れて無風の日限定にしか出来ない、いざ塗っても塗料が乾くまでの時間が掛かる、プライベートタイムにしか出来ないから、めぐり合わせが悪いと延期になる、といった理由で、なかなか進まないのです。
別に慌ててはいませんが、アマチュアの自己満足レベルの仕事だからこそ、別に遅かろうか速かろうがかまわねーべ、と気を抜いてやりたいように出来るのです。
こんな時間のかかる仕事、常識で考えたら、プロでは許されないでしょう。
アマチュアレベルでは望めない仕事、この場合は時間でしょうが、そのためにプロは存在する、と言っても過言ではありますまい。
んじゃ、塗装の時間だけでも短縮させる手段はあるのか?
あるでしょうが、塗料からそれを吹く道具、場所、装備、人材が当然ながら必要、それもただそろえるだけではなく、資材の全てを有効に活用する技術がなければなりません。
ここ2ヶ月かけてやった仕事を、プロの資材を用意してやるから2日でやれ!と言われても、私にゃできませんマジで。
よしんばやっても、塗料生乾きでクリアかけて乾き始めないうちにひび割れ・剥がれが発生し、一日かけてやった仕事を一からやり直し、ってのがオチでしょう。
何が言いたいか?
プロはスゲェってことです。
板金に限った話でなしに、機械整備・電装・チューンならびにセットアップ・・・。
自動車関連以外でも、漫画家・小説家・新聞記者・雑誌記者・放送作家・脚本家・シンガーソングライターetc・・・。
自分の望むかどうかは別に、要求された仕事を確実かつ迅速に提供できるスキルがあるからこそのプロなのだ・・・と言った話を、とある友人としてきたところでありました。
同じ内容の仕事をやったからこそ、プロの仕事の凄さを思い知らされるってもんですね。
モノ作りを生業にしている人を、ますます尊敬するようになりましたです。
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