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昨日の夜、中原街道を川崎方面へ向かっていた時のことである。
前方に小柄なハッチ車が走っていて、ルーフエンドの下がり具合ですぐにプジョー205とわかった。
だが、205にしては違和感がある。
ルーフエンドからリアバンパーへ視線を動かした時、違和感の正体がわかった。
妙に全幅が広いのである。
もしや?と思い、スピードを上げてその車に追いつく。
ヘッドライトでリア全体が照らされる。
左右テールランプ間にガーニッシュが付けられていて・・・いや、ガーニッシュではない。穴が開いている。
極めつけは、ガーニッシュ上の”205 Turbo 16”のロゴ。
うっひょ~!Gr、Bカーだ!
つか、本物の205T16は初めて見るぜ。
都内じゃフェラーリ・ポルシェ・ランボルギーニでも結構な台数を目にするため、エンツォ級でもなければときめかなくなったが、それだけにこういうカルト(失礼)な車はグッと来るぜ。
2車線道路でレーンチェンジする時に横腹見えたけど、前後フェンダーの盛り上がりと、リアエンジンフードのダクトの造型もあって、かなり凶悪な外見をしています(^-^;
MGメトロやRS200なんかもそうですけど、色々やって行き着いた結果、こういう”いっちゃった”外観になってしまったのもGr,Bカーの面白いところだと思いまちゅ。
今のランエボやインプレッサなんかと一緒に走らせたら、加速くらいは勝負になるかもしれないけど、曲がる・止まるに関しては辛いだろうね。何せパワステついていないから。
それに加えて、タイヤとシャシーの進歩もあって、インプやエボなら多少のドライビング・スキルがあればそこそこのレベルまで速く走らせることが出来るけど、同じレベルの走りをGr,Bカーでやろうとすれば、もう人間には到底手に負えない代物になっちまう。
ご存知の通り、それが原因で事故が起こって、Gr,Aに移行せざるをえなくなってしまったのだからね。
それにGr,Bカーってのは長所と短所が極端で、アウディ・クワトロの走っている映像を見たことがあるけど、何せ前後直結のリジット4WDで、回転差を吸収するセンターデフなんてもんついていなかったから、コーナーの侵入がめちゃめちゃゆっくりで、「えんやーこーらよっと」曲がっていくわけ。
ところが、4輪全部が直結しているおかげで悪魔のようにトラクションがかかり、出口に鼻先さえ向けてしまえばガンガンとアクセル踏めるので、立ち上がりはビューティ・セレイン・アローのごとく「ずっきゅーん」とぶっ飛んでいくわけですよ。
後にセンターデフや、それにビスカスカップリング、電子制御多版クラッチなんかを組み込まれたおかげで、進入の鈍さも克服してしまったのだが、そう考えるとスカイラインGT-Rの誕生の影に、彼らGr,Bカーがいたと言っても過言ではないわけで。
そんな極端な進化っぷりと、危険と引き換えに速さを手に入れた・・・・ていう、そういう危険な匂いにどこか心が動かされるんですよね。
綺麗な花には毒がありますが、裏を返せば、毒があるから美しい・・・とも取れますし。もちろん肯定はできませんが(汗)
そう考えると、Gr、Bカーって、まんま「妖刀」みたいに思えてきます。
もっとも、その”妖刀”の存在があったからこそ、現在のWRカーの存在がある、とも取れますが。
このプジョー、雪谷の辺りで脇道にそれていきましたが、そのプジョーの前にはシトロエンBXがおりました。
BXにもGr,Bカーがあったんですよね。BX4TCでしたか・・・。(参考 http://cgi.linkclub.or.jp/%7Edenki/kuruma/meisya/zukan/citron.shtml)
2輪もそうですが、80年代初期から終わりにかけての歴史を紐解くと、なかなか面白いことになっているんですが・・・ま、その辺はまた別の機会に。
せっかくGr,Bの話が出たので、手持ちの車の画像張っておきますね。
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