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普通に生活しているつもりなのに、普通じゃないことばかりが書かれている駄文集ですにょ
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以前、隣の奥さん(姉貴)のフィットを車検に出した際、トルクの出方に違和感があったので、プラグの交換履歴を聞いたところ「やったことない」とのこと。
「交換出来るんならやってくれ」との依頼を受けたのですが、交換作業で色々興味深い要素を発見したので、報告します。

まずフィット1300のプラグですが、ご存知の通り一気筒につき2本のプラグを使用する、ツインスパークになっています。
アルファロメオの2000ccや、S110シルビアのZ18エンジン、主旨はやや違いますが、ロータリーエンジンも1ローター辺り2本のプラグを使っていますね。
世界的に見ても極めて少数派なツインスパーク・エンジンですが、そういうわけで普通の4気筒車×2の本数を必要とするのに、プラグを8本揃えている店が思いのほか少なく、8本のうちまずは6本買って、足りない分は他の店で買いました。
指定されているプラグは8本共に同じプラグで指定されていており、特に特殊なプラグを指定されていたわけでもないので、その点は楽でしたね。


KC350017.JPG

これがフィットのエンジンルーム。
ツインカム4バルブのエンジンなら、バルブの真ん中にプラグを刺すのですが、こいつはシングルカムの2バルブ。
燃焼室の斜め上から刺すしかないのですが、こうして見る限りではかなり面倒くさそうな作業に見えるのですが・・・ひとまずインマニのカバーを外します。





KC350018.JPG外した状態がこれ。
インマニのパイプの間に見えるのが、プラグに送電する為のユニットです。
ちなみにカバーについていた”i-DSI”のロゴプレートは、カバー外した際に外れました(笑)





KC350019.JPG

10mmネジ一本で止まっている点火ユニットを外し、いよいよプラグとご対面となるのですが、プラグホールが意外と深く、こうしないと届きませんでした(汗)
点火ユニットの配線がカプラーで外れるようになっておりまして、それと10mmのボルトを外したら、周辺物に引っかかることもなく、ユニットはあっさり外れてくれました。
カプラーのコストは掛かるかもしれませんが、こうすれば必要以上にコードを長くする必要もなく、また交換作業もしやすくなる、誰も損する事のない良いコストダウンの仕方だと思います。カプラーの写真撮っておけば良かったですね


KC350020.JPG特に固着もなく、普通に力を入れて外れてくれました。
ちょっと意外だったのが、あれだけ延長したレンチがエンジンルーム周辺に引っかかることなく、問題なく回せたことですね。
これも含めて、作業性が良いことに感心しました。
上が外したもの、下が新品です。




KC350021.JPG電極部分を拡大したところ。
写真は携帯で撮っていますが、ご丁寧に接写機能までついているので、こういう写真撮る時には重宝しますね(^-^;
新車から52000kmも使ったプラグですが、さすがに電極が磨耗しています。
ちなみにフロント側のプラグ4本はデンソー製の20番、NGKだと6番に相当するプラグがついていました。


    KC3500222.JPG
ちょっと解りづらいですが、エンジンのバルクヘッド(運転席との隔壁側)側についているプラグの好感です。
こちら側は完全に隠れてしまっているように見えますが、実はきちんと手や工具が入れられるようになっています。
向かって右側2発がスロットルワイヤーと干渉したので、ワイヤーを外さないと駄目かと思ったのですが、ワイヤー調整部のブラケットが外れるようになっていたので、ワイヤー調整の必要はありませんでした。





KC350023.JPG今回最大の謎がこれ。
前側4発がデンソー製だったのに対して、バルクヘッド側4発はNGK製でした。
新品と同じBKR6Eのプラグでしたので、別にモノが違うわけでもないのですが・・・何でだ?
NGKとデンソー双方に良い顔しておきたかった・・・とか?



交換作業をして思ったのは、プラグ交換に関しては、思った以上に作業がしやすいと思ったことです。
ビートもリア部分に機関系がぎっしり詰まっている為、作業はしにくそうに見えますが、実はきちんと順序を踏めば部品の取り外しや調整がきちんと出来るようになっていて、意外と作業はやりやすいのです。
GTSチャージャーを付けた際も、時間こそかかりましたが、別にエンジン下ろしたり、余計な部品を外さねばならない、ってことはなかったですね。
以前、J’sTipoの特集で「作業性最悪」と書かれてましたが、この記事書いた人は本当に作業やったんだろうか?と疑問に思います。
フィットとビートだけかもしれませんが、ホンダ車って整備性が良いイメージがあります。

フィットのエンジンに関しても、CVTとの組み合わせもあって、低速から粘り強くトルクが出ていて、必要以上にアクセル踏まずに走れてしまうので、燃費がかなり良いです。(14km/l)
実家で使っている1500のカリーナよりもトルクが出ているんじゃないか?とさえ思うほどです。
このエンジン、今年からのスーパーFJに積まれるそうで、水平対抗エンジンの引退を惜しみながらも、軽量・小型できっちりトルクも出ているこのエンジンが、どれだけのパフォーマンスを見せてくれるのかが楽しみだったりします。
もっともあっちは1500ccツインカムをベースにしているので、1300とはモノが違いますが、1500の諸元見るとボアは同じでストロークだけ伸ばしているので、基本部分は同じのようです。
また1500のバルブ配置にしても、1300のプラグが刺さっている位置にバルブが置かれる形になっているので、色々と合理的でありながらも、きちんと必要とする性能は出せている、良いエンジンだと思います。
また今年は、新型フィットも出るようですが、どのような形で出てくるか楽しみでもあり、不安でもあります。
ホンダ車で2台続けてヒットした車種って、少ないですからねぇ(汗)

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